看護師が療養者に声をかけながら口腔状態をやさしく確認する様子
SDL ACADEMY / CLINICAL COMFORT CARE
歯科医師・歯学博士 監修

医療・看護・介護専門職のための

お口の
コンフォートケア
プログラム

清掃だけではない。
安全と安楽、尊厳を支える口腔機能ケアへ。

難病に限らず、高齢者、要介護者、障害のある方、治療・療養中の方など、口腔ケアを必要とするすべての方へ。病院・施設・在宅など療養場所を問わず、小さな変化に気づき、安全な清掃・保湿・記録・歯科連携を現場で活かせる形で学びます。

対象:歯科医師・歯科衛生士・医師・看護師・准看護師・介護福祉士・ケアマネジャー・各種セラピスト(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など)、療養生活を支える専門職

看護・介護の専門職が高齢者の表情を見ながら、やさしくお口のコンフォートケアを行うイラスト
Our Promise

お口に触れる時間を、
安心できる時間へ。

食べることが難しくなっても。
言葉で不快を伝えられなくても。
お口に触れる時間が、その人にとって安心できる時間であるように。

表情を見つめ、呼吸を感じ、その日の状態に合わせて無理なく寄り添う。小さな変化を受け止めることは、その人らしさと尊厳を守ることにつながります。

お口のコンフォートケアは、療養する一人ひとりの穏やかな毎日と、ケアを担う専門職の安心を支えます。

Our Vision

“選択肢のある口腔ケア”

小さな変化に気づき、
適切な支援へつなぐ。

病院・施設・在宅などで療養する方は、疾患、加齢、障害、治療、体調、姿勢、服薬時間などにより、口腔の状態が変化することがあります。歯科・医療・看護・介護の各専門職による観察と連携は、苦痛や異常を早期に捉える重要な入口になります。

本プログラムでは、現場目線で「評価・ケア・指導・連携」を整理し、家族・介護者への伝え方、歯科へつなぐタイミングまでを明日から活用できる形で共有します。

Why Comfort Care

患者さんの
「伝えにくい不快」に気づく。

療養中・要介護の患者さんでは、疾患や体調の変化に伴い、口腔の状態も日々変わります。痛みや不快を十分に伝えられない方ほど、観察とやさしい触れ方が重要です。

01

口腔乾燥

粘膜のつっぱり、痛み、保湿の必要性を確認します。

02

粘稠な唾液

絡みや付着、清掃の難しさ、飲み込みへの影響を観察します。

03

開口しにくさ

無理に開けず、表情、筋緊張、呼吸を見ながら進めます。

04

頬・舌の緊張

触れられる不安や拒否反応も、大切な意思表示として受け止めます。

05

飲み込みにくさ

姿勢、むせ、呼吸状態を確認し、安全を優先します。

Three Essentials

ケアの土台となる、
安全・安楽・尊厳。

01

安全

無理をせず、口腔・表情・呼吸・全身状態を確認しながら、実施・中止・相談を判断します。

02

安楽

姿勢、呼吸、声かけ、触れる順序、時間帯を整え、その方が受けやすいケアを考えます。

03

尊厳

限られた反応も意思表示として受け止め、説明と同意を大切にした個別ケアへつなげます。

口腔状態の観察、安楽を支えるケア、多職種での情報共有を表した医療イラスト
Clinical Focus

見えにくい不快や痛みを、
見逃さないために。

意思を言葉で伝えにくい患者さんでは、視線、表情、筋緊張、呼吸、わずかな反応も大切な情報になります。

01 / POSITIONING

姿勢・呼吸・飲み込み

呼吸状態や頭頸部の位置、唾液を飲み込む様子を確認し、安全で負担の少ない姿勢を整えます。

02 / ORAL TISSUE

舌・粘膜・唾液

舌や粘膜の損傷、乾燥、粘稠な唾液、出血、不快の兆候を確認します。

03 / DIGNITY

意思伝達と尊厳

限られた反応も本人からの意思表示として受け止め、説明と同意を大切にします。

無理な開口や強い圧を加える手技は行いません。疼痛、出血、呼吸状態の変化、強い拒否反応などを認めた場合は中止し、施設基準に従って主治医・歯科・関係職種へ相談します。
SDL Care Flow

観察から連携まで、
5つの流れで学ぶ。

医療・看護・介護の専門職が、療養者の様子を確かめながら日常的な口腔ケアを行う様子
01 OBSERVE

観察

口腔、表情、呼吸、意思表示から、いつもとの違いを捉えます。

02 PREPARE

準備

姿勢、物品、説明、声かけを整え、安全に始められる状態をつくります。

03 CARE

ケア

清拭、保湿、口腔内外へのやさしい触れ方を実践します。

04 REASSESS

再評価

ケア後の反応、口腔の変化、呼吸状態を確認し、記録します。

05 CONNECT

連携

家族、院内スタッフ、主治医、歯科へ情報をつなぎ、継続支援へ進めます。

Program 01–10

基礎プログラムで学ぶ、
10のテーマ。

口腔の観察・清拭・保湿・やさしいマッサージを、講義と実技で学びます。清掃だけで終わらず、機能への配慮、記録、歯科連携までを医院の課題に合わせて組み立てます。

口腔内外への触れ方を少人数で確認する実技研修の様子
Program Purpose患者さんの「伝えにくい不快」に気づく
Learning Method講義で理解 → 実技で体感 → 現場で再現
Care Goal患者さんの安楽 + ケアを担う専門職の安心
01

なぜ今、口腔機能なのか

食べる、話す、呼吸する、表情をつくる機能と療養生活との関係。

02

口腔機能の発達と低下

ライフステージや疾患、廃用に伴う変化を整理します。

03

口腔の観察とアセスメント

舌、粘膜、唾液、開口、表情、反応の観察点を共有します。

04

口腔清拭・保湿

汚れと乾燥の状態に応じた用具選択と、負担の少ない手順。

05

口腔外マッサージ

咬筋、側頭筋、口腔周囲筋へ口腔外からやさしく触れます。

06

口腔内マッサージ

頬粘膜、口腔前庭、舌周囲への安全で無理のない触れ方。

07

舌・口唇・頬への機能支援

状態に応じた可動性と感覚への配慮を学びます。

08

咀嚼・嚥下・呼吸への配慮

姿勢、むせ、飲み込み、呼吸状態を確認して安全を優先します。

09

呼吸とリラクゼーション

表情と呼吸を見ながら、その方のペースに合わせて進めます。

10

家族指導・記録・歯科連携

観察結果と中止・相談の目安を、共通言語で伝えます。

観察、ケア、説明、連携を患者さん中心に進める学習イメージ
Practice & Safety

実技で確認するのは、
技術と判断の両方。

1
状態確認痛み・出血・呼吸・拒否反応
2
姿勢調整安定・視野・嚥下への配慮
3
説明と声かけ同意・予告・反応の確認
4
やさしいケア圧・方向・順序を確認
5
再評価と記録変化・共有・歯科連携
中止の判断も、重要なケア技術です。

疼痛・出血・炎症、粘膜損傷、強い拒否や苦痛表情、むせ・息苦しさ・SpO₂変化、急な全身状態の変化がある場合は無理に続けず、施設基準に従い主治医・歯科・関係職種へ相談します。

療養現場の専門職と歯科専門職が情報を共有し、患者さんを中心に連携するイラスト
Team Collaboration

現場と歯科をつなぐ、
共通言語をつくる。

日常のケアを担う専門職の役割

  • 日々の口腔状態と変化の観察
  • 安全な清拭・保湿・体位調整
  • 苦痛や拒否反応への配慮
  • 家族・介護者との情報共有
  • 異常の記録と報告

歯科へ相談すること

  • 潰瘍、出血、腫脹、疼痛が続く
  • 義歯や歯の問題が疑われる
  • 開口や嚥下の状態が急に変化した
  • セルフケア・日常ケアだけでは対応が難しい
  • 専門的な評価や処置が必要

「気づく人」と「診断・治療する人」をつなぐ

医療・看護・介護専門職による継続的な観察と、歯科医師・歯科衛生士による専門的評価をつなぎ、患者さんを多職種チームで支えます。

Comfort Before Technique

触れる前に、
安心をつくる。

声をかけ、表情や呼吸を見ながら、その方のペースに合わせて進めます。手技だけでなく、安心してケアを受けられる関係づくりも大切にします。

看護師が療養者に寄り添いながら、やさしく口腔ケアを行うイラスト
Comfort Training

医院でも、個人でも。
現場に合わせて学ぶコンフォート研修

医院・施設のチームで共通実践を整える「医院研修」と、専門職が個人で知識と実技を深める「個人研修」をご用意しています。知識の確認から、実際のケアに結びつく観察・手技・記録・連携まで、目的や経験に合わせて学びます。

ONLINE / KNOWLEDGE CHECK

オンライン
理解度チェック

口腔内の「いつもと違う」に気づき、安全に観察・記録・相談へつなぐための基礎理解を確認します。資格試験や級の判定ではありません。

形式
オンラインでの基礎学習+理解度チェック
確認内容
口腔内観察、乾燥・汚れ・粘膜、清掃・保湿、声かけ、中止・相談の目安
位置づけ
研修前後の学習確認と、医院チームの共通理解づくり
オンライン理解度チェックを始める
ONSITE / CLINIC TRAINING

医院研修
実践につなげる院内研修

医院へ伺い、対象患者さんと現場の課題に合わせて、観察・清掃・保湿・安楽への配慮・記録・多職種連携を一つの流れとして学びます。

対象
歯科・医療・看護・介護専門職が働く医院チーム
形式
医院への訪問研修(講義+デモンストレーション+実技)
主な内容
舌・粘膜・唾液の観察、呼吸に配慮したケア、姿勢、用具選択、口腔内外マッサージ、記録・歯科連携
研修設計
参加職種、人数、対象患者さん、院内課題を伺って個別に調整
医院研修について問い合わせる
IN-PERSON / INDIVIDUAL TRAINING

個人研修
知識と実技を深める研修

専門職の方が個人で参加し、口腔内の観察、安全な清掃・保湿、安楽に配慮した触れ方、記録・連携を実践的に学びます。

対象
歯科・医療・看護・介護に携わる専門職
形式
対面研修(講義+デモンストレーション+実技)
主な内容
口腔内観察、清掃・保湿、姿勢と呼吸への配慮、口腔内外へのやさしい触れ方、記録・相談の目安
研修設計
職種、経験、学びたい内容を伺い、開催形式と日程をご案内
個人研修について問い合わせる
理解度チェック|オンライン → 医院研修|訪問型 または 個人研修|対面型
医院研修・個人研修とも、お問い合わせからご案内します。医院研修は職種構成や人数、現場の課題を、個人研修は職種・経験・学びたい内容を確認し、研修内容と日程をご案内します。
Team Based Learning

一人の技術ではなく、
医院の共通実践へ。

患者さんへの説明、触れる順序、呼吸を待つタイミング、観察の言葉、記録・申し送りの基準まで、職種を越えて共通の視点を整えます。

SDL COMFORT TRAINING医院チームのための院内研修
For Clinic Teams

ケアする人の負担を減らし、
患者さんの安楽を守る。

開口困難、乾燥、痛み、拒否、不安、意思伝達の難しさがある方にも、無理をせず安全に関わる方法をチームで確認します。

STEP 1医院の課題と対象患者さんを確認
STEP 2講義・デモ・実技を院内で実施
STEP 3理解度チェックと振り返りで定着
患者さんの表情を見ながら顔まわりへやさしく触れる歯科医師の福井陽子
Profile

プログラム監修者

福井 陽子

YOKO FUKUI

歯学博士/歯科医師

日本歯科大学歯学部卒業。同大学院にて博士号取得。一般社団法人 SUPER DENTAL LAB. 代表理事、東京日本橋歯科 理事。

口腔機能を清掃だけで捉えず、食べること、話すこと、呼吸、表情、尊厳までを含む生活機能として考え、歯科・医療・看護・介護専門職が連携できる教育プログラムを監修しています。
Dental Hygienist Support

歯科衛生士が支える、
お口のケアと継続管理。

清掃だけにとどまらず、口腔内の小さな変化を捉え、心地よさと安全を守りながら、日々のケアを歯科・多職種連携へつなげます。

01

口腔内観察・アセスメント

舌・粘膜・歯肉・唾液・開口・痛み・出血・不快のサインを確認します。

02

清掃管理

歯・舌・粘膜・義歯の状態に合わせ、清掃用具・方法・頻度を整えます。

03

保湿管理

乾燥や粘稠な唾液を観察し、保湿剤の選択と塗布方法、環境調整を考えます。

04

お口のマッサージ

呼吸や表情を見ながら、口腔外・口腔内へ無理なく触れる方法を確認します。

05

舌・口唇・頬の機能支援

動きや緊張、左右差を捉え、状態に応じたやさしい機能支援を行います。

06

咀嚼・嚥下・呼吸への配慮

むせ、湿性嗄声、疲労、呼吸状態を観察し、安全な姿勢や中止の判断を共有します。

07

義歯・粘膜の管理

義歯の清掃・着脱・適合の変化と、粘膜の傷や発赤など相談が必要な所見を確認します。

08

セルフケア・家族指導

本人の力と生活環境に合わせ、続けやすい方法を家族・介護者と一緒に整えます。

09

記録・申し送り

口腔内の変化、実施したケア、反応、中止理由を再現できる言葉で残します。

10

歯科・多職種連携

受診や専門的評価が必要な兆候を整理し、歯科医師や医療・看護・介護職へつなぎます。

※実践できる内容は、保有資格、歯科医師・主治医の指示、患者さんの全身状態、所属施設の方針により異なります。本研修は診断・治療に代わるものではありません。
SDL ACADEMY 検定合格バッジ
Education & Implementation Support

研修導入から継続支援まで、
5つのサポート。

一度きりの研修で終わらせず、現場スタッフの学び、院内講師の育成、評価・記録の標準化、施設への導入、症例の振り返りまでを段階的に支援します。

1

現場スタッフ向け基礎研修
口腔内の観察、清掃・保湿、安全な触れ方、歯科へつなぐ目安を学びます。

2

歯科衛生士等の講師育成
院内・施設内で継続的に伝えられる人材を育成し、教育体制づくりを支援します。

3

評価・記録様式の標準化
観察項目、ケア内容、変化、相談基準を共通様式に整理し、多職種で共有しやすくします。

4

施設への導入支援
対象者、職種構成、業務の流れに合わせて、無理なく続けられる実施方法を一緒に設計します。

5

ケースカンファレンス・フォローアップ研修
実際の症例を振り返り、評価・ケア・記録・歯科連携を継続的に改善します。

※資格、経験、所属施設の方針により実践できる範囲は異なります。

Evidence & Ethics

根拠と安全性を、
すべての実践の土台に。

口腔機能は、食べる・話す・人とつながる生活を支えます。疾患や病期により適切な支援は異なるため、個別評価、中止基準、主治医・歯科・関係職種との連携を重視します。

Frequently Asked Questions

よくあるご質問

難病の患者さんだけを対象とした研修ですか?

いいえ。高齢者、要介護者、障害のある方、治療中・療養中の方など、口腔ケアに安全と安楽への配慮が必要なすべての方を想定しています。

どの職種が参加できますか?

歯科医師・歯科衛生士・医師・看護師・准看護師・介護福祉士・介護職・ケアマネジャー・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など、療養生活を支える専門職が対象です。

医院や施設の課題に合わせて内容を変更できますか?

はい。参加職種、人数、対象となる患者さん、日常ケアで感じている負担や課題を事前に伺い、講義・デモンストレーション・実技の内容を調整します。

個人でも研修を受けられますか?

はい。専門職の方が個人で参加する対面研修もご相談いただけます。職種、経験、学びたい内容をフォームまたはLINEでお知らせください。開催形式と日程をご案内します。

まずオンラインで内容を確認できますか?

オンライン理解度チェックで、口腔内観察、清掃・保湿、声かけ、中止・相談の目安などの基礎理解を確認できます。医院研修・個人研修の前後にも活用できます。

Training Inquiry

医院研修・個人研修は、
フォームまたはLINEから。

医院・施設のチームで学びたい方も、専門職として個人で学びたい方も、まずはお問い合わせください。ご希望、職種、経験、人数、現場で感じている課題を伺い、研修内容と日程をご案内します。

1

研修形式を選ぶ

医院・施設単位の研修か、専門職向けの個人研修かをお選びください。

2

お問い合わせ

フォームまたはLINEで、職種、経験、人数、学びたい内容や課題をお知らせください。

3

内容・日程をご案内

ご希望に合う講義・デモ・実技の内容と、開催形式・日程をご案内します。

医院研修・個人研修のどちらも受け付けています。
医院研修は参加職種・人数・対象患者さん・現場の課題を、個人研修は職種・経験・学びたい内容をお知らせください。

研修についてフォームで問い合わせる

フォーム送信後、コンフォート研修の資料を自動返信メールでお届けします。お問い合わせ内容は info@super-dental-lab.org へ通知されます。

迷惑メール対策の認証画面が表示される場合があります。送信処理にはFormSubmitを利用します。

医院研修・個人研修とも、フォームまたはLINEからお問い合わせください。フォームから資料をご希望の方には、ご登録のメールアドレスへ研修資料をお届けします。

Training Inquiry

患者さんの明日を支えるケアを、
現場へ。

オンライン理解度チェックで基礎を確認し、医院研修または個人研修で、観察・実技・記録・連携を現場の実践へつなげます。

医院研修は人数や現場の課題を、個人研修は職種・経験・学びたい内容を伺い、研修内容と日程をご案内します。

無料理解度チェック 研修問い合わせ